2020/05/14 23:19

今年は、雪も少なく、暖かかったこともあり、例年よりも早く「菜の花」の出荷が始まりました。

 

 

下の写真は出荷していたコマツナの菜の花です🌟


一般的に「菜の花」とは、アブラナ科の花の総称です。

 

そして、スーパーなどで売られている春野菜としての「菜の花」とは、アブラナ科の野菜のつぼみや花、若葉、茎ののことであり、「菜花(なばな)」とも呼ばれます。

 

 

去年栽培した冬野菜であるコマツナやカブ、結球しなかったハクサイなどのアブラナ科の野菜を抜かずに畑に置いておくと、春野菜としての「菜の花」を収穫することができます。

 

 

どの植物も子孫を残すため、花芽のついた花茎(とう)を伸ばし種をつくる準備を始めますが、この状態を専門的には「とう立ち(抽苔ちゅうだい)」といいます。

 

つまり、春野菜としての「菜の花」とは、冬を越したアブラナ科の冬野菜たちが種を残すために新しく花芽を伸ばしていく状態にあるもので、「茎たち」とも呼ばれます。山形では菜の花は「くぎだぢ」となまって発音されます。

 

上:カブの「菜の花」

 

上:カブの「菜の花」


 

上:ハクサイの「菜の花」

 

 

畑から離れている路地にも菜の花が咲いていました。鮮やかな黄色でとても綺麗です。

 

 

 

根っこを引き抜いてみると……

 

その正体は…………カブの菜の花でした。畑に植えた種が飛ばされたのでしょうか?ここまで茎が伸びてとう立ちしていると茎が固くてたべられませんね。

 

 

 

春野菜としての「菜の花」は、つぼみがしまっていて花が咲いていないものの方が苦味が少なくて美味しいと一般的に言われますが、葉の苦味をあえて味わうことが菜の花を食す醍醐味でもあります。ですから、私は、花が咲いてしまっても美味しく食べますよ。(ただし、茎が長く伸びきって花が咲いているものは茎が固くなってしまっているので美味しくありません)

 

高橋さんによれば、菜の花は収穫したらできるだけ早く食べた方が甘味があって美味しいそうです。生で食べてみても、葉や茎の部分は、特に甘く感じます。

 

 

もし、苦味が苦手であったり、小さなお子さんがいる場合には、白和えすると、苦味を感じることなく食べることができるのでおすすめです。

 

 

さっそく、私も、高橋農園で収穫した「菜の花」を茹でてみました。茹でるコツは、菜の花に限らず青菜を茹でる場合にも言えるのですが、塩を加えて茹でること、そしてすぐに冷水でしめること。すると、鮮やかな緑色に仕上がります。

 

菜の花の茹で方のレシピ ぜひ参考にしてみてください🌟

https://cookpad.com/recipe/6117642

 

白和えのレシピ

https://cookpad.com/recipe/6118946