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高橋農園では、小松菜につづき「葉ダイコン」の収穫が始まっています。
アブラナ科のダイコンは、ご存知のとおり、肥大化した根の部分と葉っぱを食べます。
ダイコンの原産地ははっきりとした諸説はないようですが、地中海地方や中東が原産と言われているようです。
ダイコンが中国を経て日本に渡来したのは弥生時代の頃で、大和言葉で「オオネ」と呼ばれたようです。大きな根っこと書いてダイコンと読みますが、「大根」という漢字が当てはめられたのは平安時代になってからだそうです。
そして、長い年月をかけて品種改良がすすんで、なんと日本にはダイコンが200種類以上もあるそうです。
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そして、話は本題に移り、葉ダイコンについてご紹介します。
葉ダイコンとは、ダイコンを栽培する過程において間引きしたときに食べる「間引き菜」でした。
間引き菜とは?
ダイコンなどを栽培する場合、最終的には個々の植物の間がある程度開いていないとよく育たないが、苗の頃には逆に互いに寄り合っていた方が育ちがよい。
そのような場合、ある程度密集した状態で苗を育て、育つにつれて苗を引っこ抜いて互いの間を開けてゆくことが行われる。この作業が間引きである。
通常は弱いもの、細いものを抜き取るが、あまり大きすぎるものを抜く場合や、曲がっているなど形の悪いものを抜く場合もある。なお、ダイコンの場合、間引かれたものは野菜として使われ、間引き菜(まびきな)と呼ばれて販売もされている。
「間引き」Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/間引き
葉ダイコンは、ひとむかし前は、農家が間引き菜としてたべることはあっても、市場に流通することはほんとんどありませんでした。しかし、現在は、葉だけの食用として利用する目的で改良された葉ダイコンが誕生し、栽培されるようになりました。
成長した大根の葉も食べることはできますが、葉が硬くトゲがあり、食べにくいものです。しかし、葉ダイコン専用の品種は葉が柔らかく食べやすいです。
調べてみると、ダイコンの葉は、ダイコン 本体よりも栄養価も高いようです。ビタミンC、鉄、カルシウム、食物繊維、すべてにおいて小松菜やほうれん草より多く含まれているそう………!
「捨てないで!小松菜・ほうれん草にも勝る「大根の葉」の活用レシピ」NADIAより
https://oceans-nadia.com/user/21965/article/464
この地方では、葉ダイコンは、ダイコンの間引き菜であった葉ダイコンは、けんちん汁に入れて食べられてきました。けんちん汁は、地域によって入れる具材は異なるようですが、基本は、豆腐・大根・人参・ゴボウなどの根菜を入れて作る汁のことを言うようです。